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授業の疑問点や質問(生物と機械(1)2020)
Posted: 2020年12月15日(火) 17:18
by TadashiNakajima
授業の疑問点や質問(生物と機械(1)2020)についてのスレッド
脳を入れ替えたら
Posted: 2020年12月15日(火) 17:19
by TadashiNakajima
感覚器官がでたらめを流しているため目は刺激だけで、脳が勝手に作っているため、自分の目に見えているもの(五感で感じたこと) を他人の脳に入れ替えられるなら、自分の目に見えているもの(五感で感じたこと)の考え方は全然違うのかということ。
C.Mさん
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コメント有難うございます、C.Mさん。
仮に、脳を入れ替えたとすると、感じ方は脳が作っていることを考えると、比べるもの自体が無くなっているので、違うという概念自体が存在しないことになります。そこで、脳を入れ替えずに、脳を流れる信号だけをコピーすることを考えてみましょう。私の脳内の信号パターンをあなたの脳内にコピーできたときに、あなたは私と同じ感じ方をするか、ということです。この場合、かなり似たイメージを作れるとは思いますが、全く同じにはならないと思われます。まず、私もあなたも同じ生物種なので、脳の反応そのものは「過去の遺伝的パターン」になり、結果としてかなり近いものになるでしょう。ですが、全く同じにはならないでしょう。仮に、全く同じイメージを脳に構成できるとしましょう。ここで、私が大好き物を見た時のイメージをあなたにコピーするのですが、あなたにとってそれが大嫌いな物であったとします。さて、このときあなたは私と同じ感じ方をするでしょうか?答えは自明なような気がしますが、如何でしょう。
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担当教員より
オートポイエーシス理論の定義
Posted: 2020年12月15日(火) 17:20
by TadashiNakajima
オートポイエーシス理論の定義は何を捉えても全て共通の目的・定義が同じなのか。調べてみて、1.自律性 2.個体性 3.境界の自己決定 4.入力と出力の不在 の4つの定義が主にでてきかたから疑問に思った。
N.Sさん
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コメント有難うございます、N.Sさん。
少しお調べになったようですね。なかなか感心です。オートポイエティック・システムの定義は授業で行った通りで「構成素が構成素を算出している。または、構成素を自己循環的/再帰的に算出している動的なプロセスのネットワーク」です。で、調べていただいた4項目は、オートポイエティック・システムの特徴になります。つまり、「構成素が構成素を算出している。または、構成素を自己循環的/再帰的に算出している動的なプロセスのネットワーク」ならば、必然的にそのシステムは「自律性、個体性、境界の自己決定、入力と出力の不在」という特徴を持つ、ということです。
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担当教員より
最初に視神経を手に入れた生物は反応パターンは?
Posted: 2020年12月15日(火) 17:20
by TadashiNakajima
マトゥラーナの実験で色々な波長の光は視神経の反応に相関関係が見つけられないところから視神経は過去のパターンに基づいて反応していると言っていましたが、一番最初に視神経を手に入れた生物は過去のパターンがない場合はどうなるんですか?
Y.Kさん
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コメント有難うございます、Y.Kさん。
面白い質問ですが、ちょっと考えれば答えは出ますよ。実験結果にしたがって「勝手な反応をする」です。
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担当教員より
体の一部が機械になった人は生物?それとも機械?
Posted: 2020年12月15日(火) 17:22
by TadashiNakajima
生物は進化するものでなくてはならないが、人間の体に病気などの理由で体の一部が機械になった場合、一部は機械、一部は生物になるが、機械の部分は進化しなくなる。これは人間の体全体で見たときに生物と機械のどちらに分類されるのか。
F.Mさん
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コメント有難うございます、F.Mさん。
端的に言うとサイボーグは生物か機械かという質問ですね。これはなかなか難しい問題です。「人間全体で見た」ということに意識を含めるとすると、意識には機械的な構成がなされていないので人間と結論できる可能性が高いように思えます。意識を除いて、生物として見ると非常に難しい。おそらくどちらかに決定することはできず、複合系と考えるのが最も妥当なように思います。
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担当教員より
学習能力のあるロボットならば人間と一緒に暮らせば人の心が育つのか?
Posted: 2020年12月15日(火) 17:23
by TadashiNakajima
将来,ベイマックスのような人の心が読めて、人の心があるようなロボットは作られないと言っていたけど、学習能力のあるロボットだったら、赤ちゃんのように小さい時から人間と一緒に暮らせば人の心が育つのかなと思った。
S.Sさん
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コメント有難うございます、S.Sさん。
心というものがきちんと解読されて、そのシュミレーションをAIが行えるようになれば、あなたの考えること、つまり機械の心を育てることは可能かも知れません。そのときは、機械にも教育が必要になることでしょう。
さて、問題はここからです。機械に教育したとして、必ずベイマックスのようなロボットになるかどうかです。確かに、人の心は育つかも知れません。でも、その心はベイマックスのようになるかどうかです。人にはそれぞれの心があります。善人もいれば悪人もいる。だれもが悪人を育てようとしていないにも関わらず、いつの時代にも悪人は出現してしまいます。つまり、善人になる用意教育したからと言って、その人が必ず善人になるとは限りません。とすれば、ベイマックスを育てているつもりだったのが、いつしかターミネーターになってしまうことも有り得ます。そこで質問!今、赤ん坊と同じ心のロボットがいます。このロボットは、成長するとベイマックスにもターミネーターにもなる可能性があります。さて、ロボット欲しいですか?
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担当教員より
人間と会話できるのならば、それは人間とほぼ同じ知能を持っているのでは?
Posted: 2020年12月15日(火) 17:24
by TadashiNakajima
AIは自分が何者なのかという事を自覚しているのか、人間と会話できているAIがいるということは、それはもう人間とほぼ同じ知能を持っているから会話できているのではないのかと疑問に思いました。
Y.Nさん
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コメント有難うございます、Y.Nさん。
人との会話が成立すれば知能がある、という考え方は古くからあります。コンピュータの生みの親の一人であるアラン・チューリングは、コンピュータの実現する以前から「会話の成立」をもって知能を判定することができると考えていました。そのため、今でも会話の成立を確認するテストのこと「チューリングテスト」と呼んでいます。現在では、会話成立は知能の一部であることは間違いありませんが、それだけで知能があるとは言えない、というのが結論となっています。
現在のAIは膨大なデータを元に、違和感を感じさせないように会話できるところまで来ています。ですが、それは統計的な結果に過ぎません。実際に、データから外れた質問をしたり、意図的に間違ったデータを大量に入力すると、会話が成立しなくなることが分かっています。人間も統計処理をしていますが、それだけで意思決定をしているわけではありません。例えば、個人の好き嫌いを統計処理で導き出すことはできません。極めてマイナーな趣味の人とはAIは会話できないのです。「いや、そのマイナーなデータを入れれば良い!」。なるほど。でも残念なことにその場合は普通の人と会話ができなくなってしまいます。
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担当教員より
視覚の像と脳内で形成している像が同じになる可能性
Posted: 2020年12月15日(火) 17:25
by TadashiNakajima
視覚の像と脳内で形成している像が違うことは理解したのですが、この二つの像が限りなく近づく可能性があったとしてもまったく同じになることはあるのでしょうか。
T.Iさん
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コメント有難うございます、T.Iさん。
「同じである」と何を持って判断するつもりなのでしょうか。網膜に到達した像を認識するのは脳ですね。他人の網膜に到達している像を認識するのも脳です。網膜に到達した像を脳を介せずに認識することはできません。だから、全ての生物は客観世界を認識できないのです。一方を正確に認識できない状況で、両者を比べることは絶対に不可能です。意味のない質問であることを理解して戴けましたでしょうか。
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担当教員より
人間のクローンは機械?
Posted: 2020年12月15日(火) 17:26
by TadashiNakajima
今動物のクローンがありますが、もし人間のクローンが作られたら、目的があって作られているので機械ということになるのか、感情があるので生物なのか、どちらでしょうか。
S.Yさん
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コメント有難うございます、S.Yさん。
まず、誤解を訂正しておきましょう。感情の有る無しは、生物と機械の違いではありません。この点だけみるとこのコメントはDです。ですが、クローンに関する内容なので採用しました。人間のクローンについては、意識や心の問題があります。この点については、先のF.MさんやS.Sさんに対するコメントを見てください。
人間以外の生物のクローンについては、かなり難しいですね。ただ、遺伝学者の中村桂子先生の話しからすると、機械とは言えないようです。クローン以上に目的がある遺伝子操作を行った生物であったとしても、その操作した意図通りに必ずなる訳でないそうです。つまり、目的を持って作っても、その目的を達成できないものになってしまうのです。これは普通の機械を作ることとは一致しません。目的に見合わない機械の場合は不良品ですが、目的の見合わない生物は人間から見ると不良品でも、その生物からすれば不良品とは言えません。なぜなら、生きているのですから。クローンや遺伝操作により、生物と機械の間はより不明確になりつつある、と考えことは間違いではないでしょう。
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担当教員より